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主体的な言葉選び

「7つの習慣」の第1の習慣は「主体性を発揮する」です。自分が選択する、という習慣です。私たちは、多くの刺激に囲まれて日々を送っています。刺激に振りまわされて生きていくか、自分の人生をなりたい自分に近づけるように生きていけるのかを決めるかは、果たして何を変えていけばいいのでしょうか。

目次

私たちは、刺激に対して反応している

第1の習慣は、自ら行動を選択し、責任をもって自分の人生を生きるための習慣です。ひとことで言うと、自分の行動、言動に責任を持つことです。

私たちは、起きてから夜寝るまで、様々な刺激に囲まれています。これらの刺激に反応し続けていくことが人生と言っても過言ではないでしょう。この刺激というのは、私たちの五感でとりいれることができること。たとえば視覚…目から入って来るさまざま情報も、聴覚…耳から入ってくる音などの情報や誰かに言われた言葉も、嗅覚…鼻から入って来るにおいなど、暑さ、寒さなどの肌で感じることも、すべて刺激となります。

私たちは、その刺激に対して、間髪入れず反応することもできます。嫌なことが起きたときに、その場から逃げたり、すぐに腹を立て言い返してみたり、ものにあたったり、感情的になることもできるでしょう。

刺激と反応の間にスペースがある

しかしながら、私たちは刺激を受けたあとに、反応するまでの間にスペースをとり、自分が反応を選択する力を持っているのです。実は、このスペースを持っていることを自覚し、自分が選択していくことを自分の責任のもとに行うことを「主体性」と呼びます。

たとえるならば、何か周囲で起きた出来事や、刺激を受けたあとに、心の中にある一時停止ボタンを押して、いったん考えてから行動することができるのです。これを第一の習慣「主体性を発揮する」と呼び、自分が選択する習慣なのです。

刺激と反応の間には、スペースがあるのです。一時停止ボタンを押して、次の行動や言動を選択しているのだと考えて、次の一歩を踏み出すことができるのです。

反応的な生き方、と主体的な生き方

刺激と反応の間にスペースを持たず、すぐに反応していくことを反応的と呼び、一時停止ボタンを活用し、次の一歩を考えてから踏み出すことを主体的と呼びます。

すぐに反応してしまって嫌な思いをしたり、もっと考えてから動けばよかった、と悔やんだ経験はないでしょうか。

一時停止ボタンを活用することで、そういったことを回避できるかもしれません。

反応的に生きていると

刺激の後にスペースを持たずに、すぐに反応をしていく習慣を身につけていると、自分以外の影響を受けて生きていくことになり、周りに振り回されているような感覚になるかもしれません。周囲が決めたことに従って生きて行ったり、決められた範囲の中でしか選べない、という狭い範囲での生き方になってしまうかもしれません。

もし、今そういう生き方になっているな、と感じる人は、刺激と反応の間にはスペースがある、という考え方にシフトして、周囲を見てみてください。

主体的に生きていく、という選択

誰しも、刺激と反応の間にはスペースがあり、次の行動や言動を選んでいくことができるのです。自分の人生は、自分の選択によって成り立っているということを知るだけで、周囲の見え方が変わってくるかもしれません。

もちろん、反応を選択していくことによって降りかかる結果は、自分で責任を持つ必要があります。反応的であれば、他責であり、周囲のせいにして生きて行けばよかったことを、自分で責任をとる、という考え方にシフトすることは、少しプレッシャーに感じることもあるかもしれません。

英語の「Responsibility」という言葉は、「Response(反応)」と「Ability(能力)」という言葉からできています。責任とは、反応を選択する能力のことであり、自分が選択するということは、自分に責任を持つ、ということです。

私たちは、言葉も「主体的」に変えていける

刺激に対する反応のひとつに、言葉があります。

多くの言葉によって、私たちは日々を送っています。朝起きてから夜寝るまで、周囲の言葉を聞いているよりも、自分の中に湧き起こって来る言葉によって影響を受けている、と考えるならば、

主体的に生きよう、と思った場合、圧倒的に自分の言葉の選択を主体的にする必要があるでしょう。

~しなければならない、〇〇しないと、という口癖

特に、毎日やるべきことがたくさんあり、忙しく立ち回っている方も多いと思います。そんなとき「今から~しなければならない」とか「〇〇しないと」と自分を鼓舞する瞬間はないでしょうか。

それは、一瞬、鼓舞できるように感じるかもしれませんが、周囲から決められたことに縛られて、どちらかというと反応的な言葉になってはいないでしょうか。

例)
・宿題をやらなければならない
・片づけをしないと
・お手伝いをしなきゃならない

このような言葉を使うと、自分から取りかかったとしても、何だか周りから言われてやっているような感じがありませんか。義務感とかやらされ感があるような言葉に聞こえることはありませんか。

できることならば、自分が選択した、というような言葉に変えてみてはいかがでしょうか。

~することに決めた、〇〇を選択した

同じ状況であっても、「~しなければならない」ことを「~することに決めた」と言い換えてみてはいかがでしょうか。また「〇〇しないと」を「〇〇を選択した」と言い換えてみてはいかがでしょうか。

例)
・宿題をすることに決めた
・片づけをすることを選択した
・お手伝いをすることに決めた

周囲のせいにしたり、周りが決めた人生を歩んでいる、と思っている時点では、第一の習慣「主体的である」という自分が選択する習慣は身につきません。自分が選び、自分の人生を自分で決めているのだ、ということに気付く第一歩として、言葉を変えてみてはいかがでしょうか。

その言葉選びが、自分の人生を、自分の力で、なりたい自分に近づける習慣を身につけることができます。

主体的な言葉選びをしてみませんか

主体的に生きる、とは、自分の人生に責任を持つ、ということです。それぞれの人生が、自分自身の人生のはずです。誰かに支配されたり、周囲に左右されていく人生を送っていると感じているのであれば、まずは自分の言葉を変えることで「主体性を発揮する」という習慣を実践してみてはいかがでしょうか。

言葉を変えるだけで、将来が変わって来る、という経験をすることができるかもしれません。

「7つの習慣J®」公式認定講師である氷見は、子どもたちに未来を切り拓く力を身につけるためのオンライン授業を提供しています。

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