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目的と目標の違いって?

7つの習慣®の中の「第2の習慣」は「目的を持って始める」というものです。すなわち、ゴールを思い描いてから始める。ゴールを思い描いてからスタートする、という習慣です。目的と似た言葉に目標という言葉がありますが、どう違うのでしょうか?この習慣を身につけるとどんな良いことがあるんでしょうか?

目次

目標を立てる効果

1年の目標、とか、1学期の目標、とか、夏休みの目標、とか、ある一定期間を区切って、私たちは何かと目標を立てる機会があったことと思います。ビジネスの世界でも、数値目標を短期でも中長期でも立てて経営していくことが重要視されている場面は多くあるでしょう。
では、目標を立てることによってもたらされる効果とはどんなものでしょうか。ひとつには、そこを目指すということを決めたことによって、モチベーション維持や目標達成意欲、そういったものが湧いてくるという効果が挙げられます。
たとえば「富士山に登頂する」という目標があるとした場合、富士山頂に登るために必要な材料を集め、山頂に登るためにさまざまな持ち物の準備をしていく必要がありますよね。そのための時間を確保することはもちろん、体調管理も必要になることでしょう。それに加え、山頂に登るんだ、というモチベーションを維持したり、必ず登頂してやろう、という野望が湧いてくることでしょう。

目標を達成できなかったら…

もちろん、目標が難しいものであればあるほど、達成する可能性は低くなります。富士山登頂についても、初めて挑戦する人と、何度も登頂成功している人では達成する可能性に差があることはわかります。
経験者から話を聞いて準備をしておいても、なかなか万全、というわけにはいかないかもしれません。途中で断念せざるを得ないこともあるかもしれませんし、怪我をしてしまうリスクもあります。怪我をしてしまった場合の対策も前もってしていけるとよいですが、目標達成できない場合も想定しておく必要があります。

目的と目標の違いって何?

「目標」と「目的」は似た言葉ですよね。どう違うのでしょうか?目標と目的の違いを説明できますか?ここでは、目標と目的の違いを説明するとともに、どちらを先に考えた方がいいのか、を一緒に考えていきたいと思います。

「目標」とは

目標とは、目指すべき「標」。標=しるべ、と読みます。しるべ、だけだとあまり聞いたことがないかもしれませんが、道しるべ、という言葉は聞いたことがありませんか。ある道のりの途中で、方向を示すような目印のようなもの、それが道しるべです。
「富士山に登頂する」という目指すべき場所のこともあるかもしれませんし、「〇月△日までに終わらせる」や「◇月〇日までに完成させる」など時間の期限目標かもしれませんし、「〇m△cm」や「◇分以内」などの長さや時間の目標かもしれません。このように、目指すべき標、目印になるようなところが目標となります。

「目的」とは

では「目的」とは何でしょうか。目的、とは目指すべき的、と書きます。的とは、弓道やアーチェリー、ダーツなどの的を思い浮かべると、矢や羽根を放っていくときに目がけていく部分のことです。

目的、とは目指すべき的ですから、目指すべき理由、とも言えます。理由ですから、「何のために」ということです。何のために行うのか?ということです。たとえば、富士山に登頂する目的、と言われたときには「山頂に登って達成感を味わいたいから」「日の出を拝みたいから」「一緒に登った仲間との絆を確かめたいから」「友人や知人に自慢したいから」「自分のカラダを鍛えたいから」などなど、目的は人それぞれ変わって来ると思います。

何をするのも「目的」と「目標」が存在する

すべての行動には、目的と目標があることがわかります。何かを成し遂げたいときは、成し遂げたい目標があり、そこには必ず目的があるはずなのです。目標を持って取り組むときには、目的がついてまわることでしょう。
たとえば、英語を勉強するという行動があった場合、たとえば「英語の日常会話ができるようになりたい」という目標があり「将来英語圏を旅行した時に英語で話をしたいから」という目的があるかもしれません。または、「英検3級に合格する」という目標があり「入試に有利だから」とか「自信を身につけたいから」という目的があるかもしれません。

「目的」と「目標」はどちらを先に考えればいいの?

さて、「目的」とは目指すべき的。「目標」とは目指すべき標(=しるべ)、だということはわかりました。では、どちらを先に考えた方がいいのでしょうか。

「目標」を先に考えた場合

もし、日の出を見るために富士山に登頂する場合はいかがでしょうか。富士山を登頂することを先に決めておいて、後から日の出を見る、ということを加えた場合、出発する時間や持っていくものなどがいろいろと変わってしまうかもしれません。無駄な手間が発生したり、準備が間に合わなくなってしまうかもしれません。

「目的」を先に考えた場合

では、日の出を見る、という目的を先に考えて、富士山に登頂する、という目標をあとから考えた場合はいかがでしょうか。最初から、日の出を見る、ということがわかっているため、富士山を登頂する準備にあまり無駄がないかもしれません。時間も決めやすいし、前泊するために確保したい場所も準備することがはじめからできることになり、無駄は少ないでしょう。

「目的」と「目標」は似ているけれど、順番が大切

以上のことから、①「目的」⇒②「目標」の順番で考えていくことが、無駄のない考え方だということが言えるのではないでしょうか。もし、後から目的を加えた場合は、もしかしたら無駄な時間や無駄な手間が出てくる可能性もあります。

たとえば、海に行く、という目標がある場合も、「潮干狩りをする」のか「海水浴をする」のか「夕日の写真を撮る」のか目的が変わって来ると、そのために持っていくものが大きく変わるでしょうし、準備することが変わって来ると思います。「海水浴をする」ことを目的として出かけなかった場合、向かっている途中で海水浴をすることを決めた場合は、水着を持っていない可能性もありますし、泳ぐための道具を持っていない可能性もありますから、途中で買わなければならなかったり、調達の手間が発生します。

このように「目的」を最初に考えることが大切、ということになります。

私たちの人生は「目的」と「目標」どちらから考えた方がいいのでしょうか?

「7つの習慣®」には何事も、目的を持って始めることにより、私たちは成長をしていけるのだ、ということが書いてあります。ここでも「目的」⇒「目標」の考え方が大切です。先に目標を立ててから、後から目的は何だったんだろう?と考えることは、無駄なことが発生したり、遠回りをしてしまうことになるかもしれません。7つの習慣の「第2の習慣」は「目的を持って始める」の習慣です。

私たち人間は、想像力を発揮できる生き物です

人生の目的、って言われても、なかなかすぐには考えつかないかもしれません。そのことを考える時間をしっかりととる必要がでてくるかもしれません。人生の目的、とは、「何のために生きているのか」「何のために生かされているのか」ということです。とても難しい課題かもしれません。しかしながら、それを見つけた人は、成長が早いと思いませんか?
ぜひ、想像力を働かせて、自分の生きている目的、使命をぜひ見つけて、次の一歩を踏み出してみませんか?

究極の質問は「どんな形で人生を終えたいか?」です

「7つの習慣®」の書籍の中では、自分のお葬式に出る、という場面が描かれています。自分のお葬式に出たときに、自分に対して周囲の方々がどんな言葉を言っているのかを想像してみましょう、と書かれています。そして、そこから、自分の人生を逆算的に考えていくのです。自分はどんな人生だったと言われたいか、周囲にどんな人だったと言われたいか。そこからスタートして、自分の今の姿からどのように成長していくのか、を考えるのです。

さて、皆さんは、どんな形で人生を終えたいですか?多くの人が、じっくり考えていく時間をとる必要があることでしょう。

「目的」を持って始めたいならまなびやハピスタ

まなびやハピスタでは、将来を自分の力を切り拓く習慣を身につけるオンライン授業「7つの習慣J®」を提供しています。

第2の習慣「目的を持って始める」の中で、自分の「目的」を一緒に見つけませんか?

何のために勉強しているかわからない、何のためにやっているかわからないことがある、自分は将来何のために働いていけるかわからない、など、今立ち止まってしまうようなことがあれば、一緒に考えませんか?

「7つの習慣J®」を受けて、将来の自分の姿を思い描くことから始めてみませんか?

まなびやハピスタ自立学習コンダクターの氷見が、伴走して将来の目的を見つけるお手伝いをします。

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